Staff & Life Inc.

スタッフライフ様は弊社のホームページよりお問い合わせを頂きました。以前、スタッフライフ様のお知り合いの会社様のオフィスをお手伝いさせて頂いたことがあったようでwebを見て頂きお問い合わせ頂きました。

弊社が作る無垢のオフィステーブルを気に入って頂いたところを切り口にデザインの話へと入っていきました。cozy/communication/creative/co-workという4つのキーワードを頂き、フリーアドレスのデスクで広さと一体感をつくり出すこと、執務室とフリーランスのためのワークスペースを分けること、リラックスできる空間をつくることを基本にレイアウトを組んでいきました。物件を拝見したときから加えて意識していたのは、有楽町を見渡せる素晴らしい立地と眺望の良さを活かすことでした。景色の良い窓際には、執務スペースと気分を入れ替えられるよう棚で緩く仕切ったカフェスペースをつくり、奥の会議室からもガラスのレイヤー越しにちらりと窓の外が見えるよう設計しました。また、前のオフィスを訪問した際に観葉植物を大事にされていた印象から、草木の映える柔らかな内装にしたいと思い全体をデザインさせていただきました。

表情豊かなインターフェイスのタイルカーペットを用いてエントランスから奥の部屋へと小道が続いているような演出することで、限られた空間に奥行を持たせられたと感じています。会議室の壁を斜めに切り取ったガラスパーテーション部分は、経験豊富な職人の方々に助言を頂きながら設計を進めました。細部の納め方やスチール枠の施工方法、強化ガラスの種類や違いについてなど、学ばせて頂いた点が多く大変勉強になりました。コワーキングテーブルの有機的な形は元々の建物の歪みに添わせるのが難しかったのですが、職人さんに現場で合わせていただき、思い描いたかたちに仕上げることが出来ました。フリーランスの方がPCを持って来る度にお気に入りの席を見つける楽しさがあればいいなと思っています。

遊び心が見え隠れする代表の関屋さんのお人柄を内装に散りばめることが出来たように思い、設計者としても楽しませていただきました。準備期間の短い中ではありましたが、お打ち合わせ段階から新しいものを考えるときのワクワク感を同じレベルで共有していた気がしていて、設計デザインもお話を進める中でどんどん世界観が表出していって出来たというようなイメージでした。何度かお会いすると、関屋様が使うもの触るものにこだわりをお持ちだということが分かり、内装にも無垢の木材をふんだんに使わせていただき嬉しかったです。私葛西も無垢が大好きなので(笑)。また、お知り合いのアーティスト様にウォールペイントを施してもらう計画があるようで、ここからまたどんな世界観が創られていくのか非常に楽しみです。工事中は何かとお気遣い頂き大変お世話になりました！御移転の貴重な機会にお手伝いさせていただき、嬉しく思います。誠にありがとうございました！