Meow
CLIANT
株式会社アンティローザ
PLACE
渋谷109
REQUEST
アパレル
SPACE
30㎡
設計:
藤田一彰&ハコリ施工:
ハコリ
01
Meowをつくることになったきっかけは?
Meowの内装をお手伝いする前に何件かアンティローザさんの内装のお手伝いをさせて頂いていたので、その流れでおまかせ頂くことになりました。
今回は渋谷109と若者が集まるランドマークな建物。ブランド担当の方が1ヶ月で4ブランド立ち上げるというセンセーショナルな時期のラストを締めくくるのがMeowでした。
インスタグラマーの方をお店のイメージガールにピンクをメインとしたブランディングでいくということでお話を頂きインスタグラマーさんがいる事務所に行き打合せをすることになりました。
02
Meowはどんなお店?
10~20代をターゲットにした、ピンクをベースにした商品のラインナップとお店づくりが特徴だと思います。商品の多くはファションの先端をいく韓国から購入してくるものがほとんど。マネキンも韓国から購入してきているのだとか。もう1つ特徴として大きいのがインスタグラマーの紗蘭(SARA)さんがお店づくりからプロモーションまで関わっているという点。ブランドコンセプトをはっきりさせて商品のラインナップを決めていく従来のやり方に加え、紗蘭(SARA)さんがセレクトしたもの、着ているものをラインナップしている。商品の発信も基本はInstagramがメインというのも今はあたり前なのかもしれないですが大きな時代の流れでいうと新しいと感じました。
03
Meowを作っていく上で、どんな工夫や試行錯誤があったか?
全体のベースカラーがピンクというのが初めてだったので、出来上がっても引渡しまでこのピンクであっているのかどうなのか不安でした。
Meowの内装に関してはデザイナーさんというデザイナーさんはおらず、紗蘭(SARA)のデザインイメージをお打ち合わせにてヒアリングをする。それをブランド担当の方がディレクションの立ち位置に入りハコリと形にしていくという流れでした。スケッチなどで大まかな家具や造作のイメージも担当の方から教えて頂きそれをもとにすり合わせして作っていきました。
工事中は、ピンクを塗っても下地の色が何度もでてきてしまってピンクを重ねて塗って作っていったことが大変でした。5度塗りくらいしました。
04
最後に感想
インスタグラマーの紗蘭(SARA)さんが内装のイメージ打合せから入り素材まで決めているところが印象的でした。内装という分野で言うなら素人である方が素材を決めていくというのはおそらくほとんどないと思います。それをブランド担当の方が手際よくうまくディレクションすることができて成り立っていました。今回のブランド担当者は実際に自身で家具を作ったり、塗装をしたりした経験があり、本業でもドレスをデザイン・製作されています。そんな経験を活かすことで今回ここまで統一感のある仕上がりになったのだと思います。フォトスポットにもなっているピンクの電話やシャンデリア小物系もすべてその方が決められていました。
設計なしでわりとラフなやり取りで完成まで向かいましたが、いいものができたと思います。
CATEGORIES: 店舗