HIGH FIVE SALAD 市ヶ谷店

1店舗目の江戸川橋の顧客の定着、売上好調を機に早くも2年経たずでの2店舗目の出店計画。場所は江戸川橋よりも路線本数が多い、市ヶ谷駅と九段下駅の間にあり、靖国神社すぐ真横。物件自体もポテンシャルが高く、靖国通り沿いの路面店で窓面が多くアピールしやすい物件です。駅と駅の間にあることもあり人通りも多いです。特に平日、日中の人通りは多く、ハイファイブさんのターゲット層であるヤサイが必要な人たちに美味しいサラダを毎日届けるには格好の場所です。

サラダファクトリーという言葉がハイファイブさんの中で飛び交っており、サラダを作る工場をイメージしていらっしゃるとうことでした。まさに物件もサラダファクトリーというイメージがピッタリなスケルトン状態だったのでイメージがわきました。デザイナーの宮谷さん(SWEEP)のスケッチがハイファイブさんのwebにございますが、大きめのワイルドな船舶照明とダークなビックテーブルをメインにとして、ベースは素地のコンクリートを活かしながらデザインをされています。GLボンドの壁の斑点がかっこいいです。全体としては落ち着いた印象になり、クールな店内ですが距離が幅広のレイアウトや席の高さを変えるなどの工夫があるので落ち着いてサラダを食べやすい空間になっています。

天井が4m弱あったので、とても天井が高く抜け感のある物件なのでそれを活かしてなるべく天井を作らない工事を進めていきました。逆に天井を作る部分にはその上に収納を設けたりと広さがない部分を高さで補点していきました。素材のかっこよさを活かしつつコストを合わえていくという考えでコンクリートの部分はなるべく残し、手に触れるところは削るやするなど安全面を考慮しつつ低コストで仕上げる工夫をしました。天井高が高い分、換気吸気、空調効率、照明の照度などが通常とはことなるので考慮して進めていったところです。

まず2度目のお手伝いをさせて頂けたことがとても光栄で嬉しく思っています。その中で一度目のお互いの苦労を活かし主張する部分はしっかりして、協力し合う部分もしっかりするということで施主・設計・施工が一丸となってができたことがよかったです。できあがりのイメージを作りながら変えて最終形態に持っていくやり方も柔軟性がある座組があったからこそよいものができたと思います。