GO TODAY SHAiRE SALON

代表の前職の客様で、ハコリが内装の仕事をやっていることを知って頂いておりお声がけ頂きました。 複数社様とのコンペティションの末受注を致しました。 サロン版We workと聞いて、美容室も然ることながら個室の美容室は聞いたこともなかったので打合せを重ねていくごとににゴールが見えてきたような形でした。 仕事を任される前に、「色々忘れたりとかしちゃうと思うけど頑張ってね」と言われ、どんな発注の仕方だよ！どんな受注の仕方だよ！とつっこみたくなるような感じだったことを覚えています。 とても嬉しかったですね。今回のお仕事で求められていてること、やるべきことが明確になりました。

GO TODAY SHAiRE SALONはフリーランスの美容師さんが、自分でお店を持つ従来のやり方ではなく、美容師さん同士がシェアできるスペース。そこを起点に、美容師の方々の新しい可能性・コミュニティ・文化の形成がされていくシェアリングエコノミー的発想の場所。 空間は、お客様が自分のお店に来て頂くような感覚でコミュニケーションが一対一で取れつつ開口感を損なわぬ設計でガラス貼りの個室になっていたり、美容師さんのバックヤードが通常よりも広くそこでミーティングや勉強会など美容師さんたちがチャレンジできるつくりになっています。

個室のヘアサロンを１つの空間の中に６個作り出すというのがとても難しかったです。個室感を出すとなると、天井まで壁をたて音も漏れるのを防ぐ必要がある。ただそうなると、空調があたらなくなったり、閉塞感がありすぎたり、防災設備などの工事が増え金額がかさんだりと。結果、写真でも見られるように天井までいかないガラスのパーテンションにスモッグガラスを一部貼るという方法で施工しました。すべてを叶えるというのは難しい状況の中でクライアントさんと現場で打合せを重ね、優先順位をしっかりつけていきました。互いにオープンした後を想像しながらつくっていくことで、引き渡し後のずれを少なくすることを心がけました。

楽しかった！というのが率直な感想です。クライアントである大庭さまの粋な計らいと優しい段取りが素晴らしかったです。ほんとはそういった関わる皆様のモチベーション・雰囲気の運びも弊社がやらないといけないのですが最後まで優しさに包まれてお仕事が完了した気がしています。実際に現場で美容師として働く方々、代表である大庭さま、設計の方、弊社が同じ場所に集まり話し合いを重ねられたことがよかったと思います。現場が始まってもメッセンジャー上で写真を送って当日にレスを貰って進めるなど、なにかトラブル、変更などが生じても皆で早くレスをしあって解決に取り掛かるという意識があったと思います。 メッセンジャーでのやり取りとりで工事の内容が決済され進んでいくというのもGO TODAY SHAiRE SALONさんとハコリがともにフットワークが軽いからこそできたことだと思います。現場の職人さんは大変だったと思いますが(汗)。お互いに手を差し伸べあって協力してできたというのがよかったですし、クライアント様との新しいやり取りのカタチ発見しました。